こんにちは。
e-scape坂戸店(@e_scape_sakado)店長の轟元気です。
本記事は出張レイアウトにて制作した90cm水槽をご紹介します。
今回のご依頼内容はお客様所有の
- 90×30×45Hcm水槽
- 水槽台
- エーハイム クラシックフィルター 2217
を利用して綺麗な水槽を作る
というものでした。
そして出来上がった水槽がこちら
なるべくメンテナンス性を考慮してシンプルなデザインにしました。
構図はお魚の遊泳スペースがたくさんできる凸型構図を選び、左右に空間をたっぷりご用意。
今回制作した水槽のようにシンプルなデザインの場合、お魚をたくさん泳がせることを望むクライアント様が多いので、予めお魚の泳ぐ空間をイメージしながら作ることが大切です。
中央に配置したUWSエレファントウッドは放射状に広がる形&うねった枝振りが魅力の一点物です。
水槽の出張レイアウトは急にご依頼いただくことも多いので、なるべく平時より流木、石などのレイアウト素材はたっぷり在庫してすぐに対応できるよう心がけております。
流木の周りに配置したのはADA山谷石です。
小振りのものが多いので脇役の石としてとても使いやすく、シャープなエッジは程よい緊張感がありスッキリとした印象です。
底床にはDOOAトロピカルリバーサンドを使い明るい雰囲気になるようにしています。
山谷石の周りには単調にならないように小さな川石を撒くように入れてアクセントにしました。
お魚は1週間程度落ち着かせてから投入する予定です。
エーハイムクラシックフィルター2217は吸込口を底面フィルターと接続して使用しています。
こうすることで給水パイプにつける見栄えの悪いストレーナーを使わずに配管できます。
また、底面フィルターの効果によって強力な物理ろ過を得ることができます。
外部式フィルターと底面フィルターの接続方法は「外部式フィルターの吸水パイプを底面式フィルターに接続する方法」をご覧ください。
配管は給水、出水ともに塩ビパイプでまとめました。
黒色のため藻類が付着しても目立たず長期間見栄えが良い状態をキープできます。
また、パイプ内に光を通さないため、配管内部に藻類が付着しづらいです。
そのため、藻類付着によるフィルター流量低下のトラブルを未然に防ぐことができます。
長期に渡り美しい水槽をキープするためには、汚れづらい&汚れが目立たないよう配管することが大切だと考えています。
配管を組ませていただく際はオプションとしてこのような形でセットさせていだだくことが多いです。
流木の下から泡が立ち上るようにエアレーションもセットしました。
水槽レイアウトは石や流木の配置、水草の植え込みだけでなく様々なもので演出することができます。
エアレーションの泡は見ていて気持ちが良く、高い演出効果があるのですがエアーチューブやエアーストーンが見切れてしまうと見栄えが悪くなってしまいます。
私がレイアウトで使用する際は↑の画像のようにギリギリまで底床に埋めて見えないように隠してセットします。
ちょっと分かりづらいですが、泡が立ち上る様子です。
エアーストーンの上に山谷石、川石、トロピカルリバーサンドをかけて隠しました。
上に何かを乗せることで隠せるだけでなく、泡の出方がランダムになるのでより自然な雰囲気になります。
塩ビハイプとフィルターをつなぐホースは「ZOOX ハイエンドシリコンホース」を使用しました。
塩ビハイプと同じく黒色なので見た目の相性も良く、光を通さないためこちらも配管内部に藻類が付着しづらいです。
シリコン製のため長期間使用しても硬化せず、柔らかいため配管の取り回しが簡単です。
ヒーターは水槽背面側に石を使って隠してあります。
ヒーターが見切れてしまうと格好悪いですよね。
一番見た目の邪魔になるものですが、無くてはならないものなので設置場所がいつも工夫しています。
「機材はなるべく隠す」
これは私が水槽を作る際に気をつけていることです。
機材が上手く隠せている作品はクライアント様からの評判も良いですからいつも力を入れています。
ライトはADAソーラーRGBを選びました。
「見た目の良い吊り下げ式のライトを、、」
というのがクライアント様からのご要望でしたのでZOOXユニバーサルハンギングスタンドを使い取り付けました。
ソーラーRGBはワイヤーの調節が難しいのですが、ユニバーサルハンギングスタンドに付属する金具を使うと簡単に長さが調整できます。
純正パーツとしてソーラーRGBに付属してほしいレベルです。
水草はシンプルにミクロソリウム プテロプスとアヌビアス ナナのみにしました。
シンプルな構成ですが、調子良く繁茂すれば十分に美しい水景を作ることができます。
どちらも成長が緩やかなので硬いタイプの藻類がつきやすい欠点がありますが、それはろ材に軟水化作用のあるものをセットすることで対策をしています。
2217にセットしたろ材は
- 太平洋セメント パワーハウス ソフト Mサイズ(生物ろ材)
- ウォーターエンジニアリング リバースグレイン ソフト(軟水化ろ材)
- キョーリン ブラックホール(活性炭)
こちらの3点です。
白いウールマットなどの物理ろ材は目詰まりしやすいこと、底面フィルターに接続していることから使用していません。
私がセッティングする水槽はパワーハウスをメインにその時の状況に応じて必要なろ材をセットして使用することが多いです。
ろ材はこだわりを持って選び、セットしないと後で不具合が出ることが多いので、今までの経験をもとに吟味した製品をおすすめしています。
セッティングもメンテナンス性を考慮してなるべくシンプルな構成を心がけておりますので、外部式フィルターのろ材でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
最後にもう一度全体像をどうぞ。
こちらの水槽は東武東上線北坂戸駅から徒歩3分のところにある不動産屋「たくみ住販」さまにありますので近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
e-scapeでは水槽の設置、メンテナンスを請け負っております。
今回セットした水槽のようなシンプルで生体をメインにするデザインから水草レイアウトを得意としておりますので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
お見積りは無料です!
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